浅草和菓子散歩 その3(向島・長命寺桜もち)

まさかの3回シリーズになってしまいました。

その1、その2はこちら。

塩埜さんを出て、歩きます。
・・・かなり歩きます。

浅草和菓子散歩。スカイツリー。

スカイツリーを見ながら隅田川沿いを北上します。

どれくらい歩いたでしょうか。
もはや浅草ではありません。ここは墨田区向島。
ようやくお目当てのお店が見えてきました。

向島。長命寺桜もち。

はい、到着。長命寺 桜もち。

桜もちは関東式、関西式がありますね。
関西式は道明寺。↓こんなの。

↓関東式はクレープのような生地であんを巻いたこんな感じの。

関東式の桜もちは長命寺と呼ばれることもあります。
(関東の人は桜もちといえばこれなので、わざわざ長命寺とはあんまり言わないかも?)

まさにここの桜もちのこと!

さて、何を買いましょうか?
・・・って、ここで販売しているのは桜もちのみです。
ほんとに桜もちオンリー。

持ち帰りだけでなく、店内でもいただくことができるんですよ。
桜もちに煎茶がついて350円(税込)也。

長命寺桜もち

この日はいいお天気で、しかも長く歩き回ったせいで喉が乾いていたので、
煎茶がとてもありがたい。美味しい ♪

さ、袋から出しましょう。

長命寺桜もち。

くるっと丸めないで、桜の葉で覆うタイプの長命寺。
3枚の葉で包まれています。
ちなみに葉っぱは外して食べるのがお勧めとのことです。

長命寺桜もち

あ、ピンクじゃないんですね?白い生地でした。
そして薄い。あんが透き通るぐらい薄い。

あんは紫色がかった上品な甘さのお味でした。
生地が薄いのであんの味がよくわかりますね。

添加物が入っていないのでその日のうちにお召し上がりください、とのこと。
生地に甘さを感じなかったので、お砂糖もあまり入っていないかも?
翌日にはカチカチになってしまうでしょうね。
それは「本日中に」だわ。

3月、4月は予約販売が優先だそうです。
混んでいない今の時期に店内でのんびり食べるのもいいですよ。
(ちなみにこの時は店内客は私一人でした)

創業三百年、ずーっと隅田川の畔で営業されているのかしら。
昔はお店から川が見えたんでしょうね。
今は隅田川の堤防と頭上の高速道路に圧迫されてちょっと可哀想な立地に思えます。
それでも変わらぬ場所で変わらぬ味を守り続けている。
すごいことですよね。

かっぱ橋道具街から浅草寺、向島まで歩いてきて、
最後はJR両国駅まで35分のウォーキング。
この日歩いた距離は20,000歩を超えていました。
(よく歩いたなぁ・・・)

和菓子散歩、今度はどこに行こうかな。

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長命寺 桜もち
東京都墨田区向島5-1-14
TEL:03-3622-3266
営業時間:8:30〜18:00(月曜定休)
※2020年10月時点での情報です。営業時間などが変わっていることもございます。